炎上は才能だ。煽動するかされるかだ。でも――

直近で炎上と言ったら、某アイドル育成シミュレーションを発端とするシリーズのニューカマーを想起しますね。
いきなり余談に逸れますと、そのゲームにも確かにボク自身思い入れのあるアイドルやCP及びユニットは大勢います。現在「総選挙」とやらを実施しているかのシリーズに限っても。
きらり、フレちゃん、奏、こっひ、チエリエル、響子ちゃん、たくみん、夕美ちゃん、珠美ちゃん、師匠、七海ちゃん、舞ちゃん。
あんきら、かなデリカ、LiPPS、PCS。
エトセトラエトセトラ。
しかしながら今回の記事はあまりそのゲームに関係していませんし、趣旨的に上述したアイドルに関して語れることもそうないので、いわゆるプロデューサーの皆様に置かれましてはご容赦くださいますよう。

重視されるのは、本質よりも話題性

タイトルを飾る単語「炎上」。
これは何も、例えばWikipediaにある意味合いに限定しているモノではありません。
本記事において「炎上」なる単語が出てきた際も、「バズること」と読み変えていただけたほうが、筋の通った文脈になるかもしれません。

そんな前置きをした上で言いたいのですが。

創作者がエンターテイナー性で話題を攫ってしまう風潮に対して、ボクは心から疑問を呈したい。

随分前になりますが、「創作物をバズらせるためなら作者自体がコンテンツであれ」みたいな談を見かけたんですよ。
そして、この談が今実際に現実化してきているな、と諸々のコンテンツを俯瞰して実感するのです。
例えば一部のVTuberに蔓延している空気もそう。今じゃ何でもバーチャライズして公にすればいいと思ってるその風潮(特定個人を貶める意味合いはありません。重ねて言いますが、それを良しとする空気に疑問を呈したい)。そんなモノは内輪でやってれば十分だと思うワケ。どうせ創作物や人間性まで大衆の目に晒すんだったら、端から外見なんか作らないで勝負しろよ。

強いて言うと、件のニューカマーアイドルも、本当に彼女が「ワンチャン」目的でチヤホヤされたいがためにあの戦国時代に飛び込んだのなら、嫌悪されるのが真っ当だと思います。あるいは、家庭の事情などを持ち出してコンテンツ化したいのだとすれば、それは最初からファンにもその情報を開示する(現実のPやファンではなく、あの世界におけるファンにも「自分はこんな風に虐げられてきたんだ」と公表して同情を誘うなどする)のが筋。ボクは傍観者なのでそれ以上言いませんけど。

換言すれば、本来注目されるべきなのは「創作者の創作物」―「アイドルのアイドル性」。前者においては創作物の質が、後者においては何かしら人々の心に刺さり、鼓舞したり元気づけたりする言動が重要だと思うワケ。それが今は、創作者においてもアイドルにおいても「善悪を問わず何か人目を引くような言動を上手くしてのけさえすれば炎上し、その人物の本質にまで陶酔する層を生み出す」世になっている。そのことが、あんまりにも非論理的としか言いようがなくて。
それで、こんな駄文を書き殴るに至ったのです。

思考停止なんて愚かだ

まあ、ボク自身これが主観だという念も抱えています。
加えて、実のところこれは酔いどれの戯言でもあります。
「思考停止なんて愚か」、このフレーズは人であろうとする存在全てに投げつけたい代物で、ボク自身も例外ではありません。
ボク自身が様々な記事で書いているように、何の因果かこれを最後までご覧になった方が「ここはこうでしょ」と仰るのは大変喜ばしいことだと思っています。
それに何より、ボクは感情などではなく事実を言葉として紡ぎ続けることで生きているので、そういう方からのご意見がもし寄せられるなら、できる限りそれには感謝とレスポンスを表明したいと考えています。
1次創作における自分のノルマなどなどから現実逃避しようとして書いた、こんな駄文を読んでくださった方。本当にありがとうございます。

にしても……煽動される側はもちろん不服ですが、煽動する側もボク個人としては身に余るので、やっぱりこういうのって公言するんじゃないかもなあ。

最後に

1次創作書き進めてえ!久々にArchLinuxともっと戯れてえ!響鬼とかドライブとか見てえ!時間が足りねえ!

Written on April 23, 2019