シリアスなYRYRは引っ張られる人物の心理を描く

今回はタイトル通り。

YRYRにおいては京綾の綾乃、結ちなのちなつを代表として、引っ張る人物より引っ張られる人物の心理を描いているなということにふと気がついたので備忘録。
綾ちとにおいても綾乃が千歳を引っ張る結果になった91話では千歳の心情が良く描かれているし、遥と貴音が千鶴を引っ張る84話のはたち回における千鶴や、櫻子の遊びのおかげで問題が発生した100話のさくあか回におけるあかりの心情も然り。
その上面白いことに、ひまさくにおいては通常櫻子が向日葵を引っ張るので向日葵の心情描写が多いのに対し、向日葵が起点となって2人の間に不和が生じた46話では櫻子の心理が描かれていた。
引っ張る側の心理を描くと狭義の「百合になる」か「百合でなくなる」の二択を踏まざるを得なくなる可能性が高いことは確かにあるが(主に結衣と京子)、そちらももっと出てきたら面白いだろうに……。 とは言え、この傾向を軸にまた見返すのも楽しそう。
そしてこの場合も案の定、結京は厄介。厄介を承知の上での考察もまた楽しいけども……。

ところでこのブログ初のYRYR考察がこんなもんでいいのかという気もするんだけど、今後は「ゆらー」に限らず対外的に何らかの作品に肩入れしているような肩書を自ら名乗ることはせず、単に「ゆるゆりが好きな人」程度でいるつもりなので、大丈夫だと思い直しておく。

Written on September 5, 2016